一般的に「空気を読む」のが組織や団体、人付き合いでは大事、と言われていますよね。
たしかに、悲しんでいる方が目の前にいたとして、全く空気を読まずにはしゃいでしまったり、大声で騒いだりしてしまうのは、あまりに失礼で、気持ちを逆なでしてしまうようなことですから、取るべきではない行動でしょう。
また、組織や集団の中において、一人だけその場にそぐわない行動をしている方などは、「あの人は協調性がない」とか「自己中」などと言われてしまう場合もあるでしょう。
単独プレイで「空気が読めなく」て、なにかと問題を起こしてしまう方は、まず「空気を読む」とはどういうことか、ということから、体感し、「空気を読める」ようしていく必要があるかもしれません。
ただ、いつでも、「空気を読む」ことがいいこと、「空気を読まなければいけない」と思ってる方は、いらっしゃいませんでしょうか?
実はわたしは、「空気を読んだ」うえで、傍目には「空気を読んでない」ように見える言動をとることがあります。
皆と同じように空気を読んでしまった場合に雰囲気が暗くなるような場合、良くない結果となりそうな場合に、「空気を読まない」選択を選びます。
例えばピリピリして緊張感が充満しているような状況の時は、少しコケてしまったところを見せたり、くすっと笑えるような行動をあえて見せたりします。
そうすると、場がふわっと、明るくなって、皆が緩んでリラックスするんですよね。
組織や団体においては「全体にとって、どうあるべきか、どうしたほうがいいか、感じ」、「いい方向、いい結果が出る方向に行動を選ぶ」ことが大事だ考えているんです。
特に、この「空気を読んだうえで、その空気を無視する」=「空気を読まない」行動は、リーダーシップを取る立場やマネージャーの方などには必要な能力だとわたしは考えています。
人に嫌われたくない、人からどうみられるか気になる、ほかの人からはみ出たくない方などは、皆と違った行動を取ることができなかったりします。
ですから、リーダーシップをとる立場でいる方などに対してのコーチングセッションでは、根底にある「思い」=上記の「不要な自意識」を、無くしていき、客観的な視点を伸ばし、「空気を読んだうえで読んでいないかのように」場が上向く行動を取れるようになることが大切になるかと思います。
「空気を読むこと」は人間関係を保つ上では大切なことですが、
「空気を読まない」行動を取ることは、組織や全体にとって良い方向に導くときに、大切です。
いつでも「空気を読む」ことがいいこと、「空気を読まなくてはいけない」というわけでは、ないんですよね。
こころ晴れやか 自分らしさ全開で、幸せに生きよう Irie (irie-mentalsupport.com)